ペットの健康コラム
愛犬にはちみつを与える正しい方法とは?糖分が多いので与えすぎに注意
- ペットのアレコレ
- 2020/07/07
はちみつは豊かな香りと豊富な栄養成分から、健康的な甘味料として広く知られている存在です。
犬にとっても、はちみつは健康的な食材で、与えても問題はありません。
しかし、犬にはちみつを与えるときには注意しなければならない点がいくつかあります。
そこで、この記事では犬への正しいはちみつの与え方と、はちみつを一日に与えてよい量をご紹介します。
〜目次〜
愛犬にはちみつを与えてもよい一日の目安量は?
愛犬にはちみつを与えてもよい量には限りがあります。はちみつを与え始める前に、一日に与えてもよい目安量を認識しておきましょう。
一日に与えてもよいはちみつの目安量
一日で愛犬に与えてもよいはちみつの目安量は以下の通りです。
体重5kg:小さじ1/4
体重10kg:小さじ1/3
体重20kg:小さじ1/2
一日に目安量以上のはちみつを与えないように注意しましょう。
初めに与えるときは少量から
愛犬にはちみつを与えるときは、いきなり目安量を与えるのではなく、少量から与え始めるようにしましょう。
愛犬がはじめて口にするはちみつにどのような反応をするかは、実際に食べてみなければわかりません。極端に苦手な場合もありますし、何らかの成分にアレルギーを持っている可能性もあるのです。
まずは目安量に満たないごく少量を与えるようにして、身体への影響がないかどうかを確認してください。その結果、変化がないようであれば少しずつ与える量を増やしていくようにしましょう。
もし、はちみつを与えた後に愛犬に何らかの異常が確認できた場合は、はちみつを与えるのはやめてください。
愛犬にはちみつを与える正しい方法
愛犬にはちみつを与えるときの正しい方法をお伝えします。
与えすぎに注意
はちみつは糖分が多いので、とにかく量に注意です。
体重20kgの犬ですら、小さじの半分程度しか与えることはありません。甘い香りに惹かれ、愛犬がどんどん食べてしまうことがないように、飼い主がしっかりと量を管理しましょう。
誤食にも要注意です。
消化器官が弱い愛犬に与えない
はちみつは消化器官が弱い愛犬にとっては、負担がかかりすぎます。消化器官が弱い犬にはちみつを与えるのは避けましょう。
同じく、1歳未満の仔犬も消化器官が未発達です。はちみつを与えるのは避けるようにしてください。
日常的に与えない
愛犬にはちみつを日常的に与えるのは避けてください。
糖分が多い食品なので、日常的に与えすぎると体に負担がかかってしまいます。
ときどき与える程度にとどめてください。
愛犬にはちみつを与えるメリットと注意点
愛犬にはちみつを与える場合、メリットと注意点があります。初めて与える前に、それぞれ確認しておきましょう。
愛犬にはちみつを与えるメリット
愛犬にはちみつを与えるメリットは以下の通りです。
・整腸作用がある
・食欲促進につながる
はちみつはビタミンやミネラルがたっぷり入っている、栄養価の高い食品です。
整腸作用があり、便秘改善に活躍するだけでなく、腸内の免疫細胞サポートにも役立ちます。
甘い香りが食欲を促進させるので、食欲が減退している愛犬に少し舐めてもらうのもよいでしょう。
愛犬にはちみつを与える際の注意点
愛犬にはちみつを与える注意点は以下の通りです。
・運動量の少ない犬には与えない
・ダイエットしたい犬には与えない
・与えすぎに注意を払う
はちみつのネックは糖分が多く、カロリーが高いことです。
そのため、日頃あまり運動しないような愛犬に与えると肥満の原因になってしまうことがあるので、はちみつを与えるのは避けましょう。
またダイエットに取り組まなければならないように愛犬に与えるのもよくありません。
愛犬にはちみつを与えるおすすめレシピ
愛犬にはちみつを与えるときのおすすめのレシピをご紹介します。
はちみつクッキー
小麦粉100gにはちみつを小さじ1杯入れ、生地がまとまる程度に牛乳、もしくは水を足します。
一口分に分け、170度に予熱したオーブンで15分程度焼けば完成です。与えすぎに注意してくださいね。
鶏ささみと一緒にトッピング
ゆでた鶏ささみに目安量分のはちみつをかけて、ドッグフードの上にトッピングします。
体力がなかったり、食欲が落ちているときに効果的な方法です。
愛犬にはちみつは与えすぎに注意しよう
はちみつは上手に活用すれば、栄養価も高く愛犬の食欲を促進でき、非常に有益なものです。
しかし、ネックはとにかく糖分が多いことです。与える量には注意して、肥満の原因にならないように注意しましょう。
ご家族がしっかり量を管理することで、はちみつは健康に役立ちます。ぜひ活用してみてくださいね。