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ペットの健康コラム

こんにゃくは食べても大丈夫?犬の正しいダイエットと食事量

  • ペットのアレコレ
  • 2018/10/10
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低カロリーで食物繊維も豊富なこんにゃくは、美容やダイエットに効果的であることは有名ですよね。


もし愛犬に与えたら、同じようにお肌にもダイエットにもいい効果が出るのでしょうか?


今回は愛犬にこんにゃくを与えた際の健康上の影響や、愛犬のダイエットのコツを解説していきます。

こんにゃくは食べても大丈夫だがリスクあり

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人間の美容やダイエットに効果的であるこんにゃくですが、そんなこんにゃくを「愛犬がたべちゃった!」もしくは「与えてしまった!」という飼い主さん、大丈夫です。


こんにゃくには中毒になってしまうような成分は入っていないので、その点に関しては慌てる必要はありません。


ただし、やはり人間の食べ物ですので、ワンちゃんのために気をつけてあげなくてはいけないポイントがあります。


そのポイントを順に確認していきましょう。


こんにゃくに含まれる栄養素と犬に与える影響

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胃の掃除屋さんとも呼ばれているこんにゃくのうち、その97%は水分でできています。


残り3%は食物繊維、次に多い栄養素がカルシウムです。


エネルギーとなる成分はほんのわずかしか含まれておらず、低カロリーな食品といえます。


こんにゃくに含まれている多い栄養素が、グルコマンナンという水溶性の食物繊維です。


グルコマンナンは、人の酵素では消化できない成分で、水に触れると膨張する特徴があるため、胃の中で膨らむことにより、低カロリーであっても満腹感を得ることができます。


またグルコマンナンには腸内環境を整える働きがあり、便通を促してくれるのでダイエットに効果的であるとされています。


こんにゃくに含まれている栄養成分は、ワンちゃんにとって、中毒症状におちいるような悪い成分は含まれていないので、食べること自体に関しては問題ありません。


こんにゃくをあえて食べさせるべきではない理由とリスク

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栄養成分に問題はないのですが、ワンちゃんにこんにゃくを与えるときには、注意しなければならない点が3つあります。


まず1つめは「こんにゃくを与える際の大きさ」です。


こんにゃくは、水分でふやけたりといった形状がくずれない食べ物ですので、大きさによっては気管に詰まり窒息してしまう恐れがあります。


ご飯の時間は、ワンちゃんにとって嬉しい時間なので、興奮してあまり噛まずに飲み込んでしまうことが多々あります。


カットする大きさには十分な注意が必要です。


2つ目は、「消化に悪い食べ物である」という点です。


こんにゃくは消化をしにくい食べ物ですので、下痢や嘔吐といった症状が心配になります。


人間でも量を食べすぎると、下痢を引き起こしますので、ワンちゃんは特に注意が必要でしょう。


胃腸の弱い子や、仔犬、老犬は特に与えないほうがいいでしょう。


3つ目は、どんな食べ物でも言えることですが、「体質によってアレルギーが出てしまう可能性がある」という点です。


アレルギーの症状としては、

  • ・下痢、嘔吐
  • ・咳、呼吸困難
  • ・蕁麻疹、皮膚炎
  • ・けいれん
  • ・結膜炎
などの症状が出た場合は、すぐに病院で診察をしてもらいましょう。


これらのことから、上記の3つのリスクを考えるとダイエットなどの目的で与えるのは、控えたほうがいいでしょう。


栄養的にも問題なく、低カロリーでダイエットに向いているこんにゃくですが、注意しておきましよう。


こんにゃくゼリーもあげたらダメ

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こんにゃくゼリーに関しても、以前、窒息事故が起こっているのを知っている人も多いかと思います。


やはりワンちゃんにも食べにくく、窒息の危険がありますので、与えるべきではないでしょう。


そして、糖分が入っていますので、肥満の原因にもなります。


ワンちゃんは、甘味が大好きなので欲しがりますが、与えないようにしましょう。


太った犬の食餌を改善するポイント

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食餌の改善をする前に、大切な心構えを先にお伝えしておきます。


人間の1㎏とワンちゃんの1㎏は、同じではありません。


そのため、人間の感覚で進めてしまうと、大変なことになりかねません。


飼い主さんの独断だけでダイエットを行うのは非常に危険ですので、必ず獣医師の指導を受けるようにしてください。


愛犬の肥満の解消には、飼い主さんの固い決心と、ご家族の協力が不可欠です。


その心構えを忘れないようにしておきましょう。


それでは、食餌の改善ポイントを解説していきます。


目標体重を決める

医師の診断のもと、愛犬にあった体重をベストな体重を決めてもらいましょう。


1日当たりのエネルギー要求量を計算し、その目標体重を目指したプログラムを設定します。


食餌の内容を変える

肥満の原因は、1日の摂取カロリーが多いことにあります。


しかし単純に量を減らすだけでは、ワンちゃんを空腹にさせてしまい栄養不足にもなりかねません。


プログラムに沿って繊維質を増やし脂質を抑えるなど、ヘルシーな食餌に変更していきます。


ただカロリーを下げるだけでなく、愛犬のライフステージにあった栄養バランスで与えましょう。


栄養バランスを考えるのが、難しい場合は肥満用の処方食などを用いると手軽です。


ドライフードは低カロリーで、食べるのにも時間がかかるのでおすすめです。


おやつを減らす、低カロリーに変える

可愛さのあまり、ついついおやつをあげすぎてしまうことがあるので、おやつ自体を減らすかカロリーの低いものに変更しましょう。


急におやつをなくしてしまうと、ストレスになりますので、病気などで緊急を要する場合でなければ、徐々に量や内容を変えていきます。


おやつは1日の摂取カロリー内であげるようにします。


小分けにして回数を増やす

トータルの量は変えず、空腹にさせない工夫をします。


飢餓状態だと、体がカロリーをかえって摂取しようとしてしまうので、食餌の回数を増やすか代謝効率を下げないようにします。


人間の食べ物を与えない

人間の食べ物は高カロリーで、油や塩分なども過剰に摂取してしまいます。


肥満だけでなく病気のもとになりますので、絶対に与えないようにしてください。


一緒に住んでいるご家族で、徹底して行いましょう。


ダイエットを成功させる運動のポイント

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続いて愛犬のダイエットにを成功するのに、欠かせないのが運動です。


適度な運動を続けるということが大切になってきます。


急に運動量を増やしたり、バテバテになるまで走らせたりと、ケガの原因になります。


愛犬にとって無理のない範囲からはじめましょう。


なお、飼い主さんが自転車に乗って、愛犬を走らせるのは、危険なので控えたほうが確実です。


無理なく運動量を増やすコツ

毎日の散歩が、慣れてきたら距離を延ばすなど、徐々に増やしていき、愛犬にとって楽しいものであるように心がけてください。


飽きがでてきたら、好きな道順を歩いてみたり、土を掘るでもいいです。


愛犬が楽しめるポイントを入れてあげると、無理なく自然に続けられることができます。


続けていれば、筋肉量も増え代謝もアップしますので、効果が出てくるはずです。


まとめ

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ダイエットに効果的なこんにゃくですが、愛犬にとってはリスクの高い食品です。


そのリスクを考えると、与えないほうが愛犬にとっていいでしょう。


ダイエットをさせてあげたいのであれば、まずは生活習慣の見直しから始めるべきです。


肥満の原因は、日々の食生活によるものがほとんどです。


こんにゃくやダイエット製品に頼る前に、少しずつ正しい食生活に導いてあげることが、本当の健康の維持につながるでしょう。

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