ペットの健康コラム
味付けナシのかき氷ならOK!愛犬の猛暑対策への注意点
- 2019/05/30
舌を出して暑そうにしているワンちゃんに氷をあげたいと思うこともありますよね。
氷はもともと水ですので、適切なあげ方であれば犬に与えてもまったく問題ありません。
犬に与えるときには「お腹を壊さないようにする」「詰まらせない大きさにする」など注意しなければならない点もあります。
犬に氷を与えるときの正しい与え方
氷はもとを正せば水ですので下痢などの心配は低いと言えます。もちろんアレルギーの心配もありません。
しかし、犬に与える際には注意が必要な点もあります。
シニア犬や子犬には砕く
シニア犬や子犬の場合、氷を噛み砕く力が弱く、そのまま飲み込んでしまうことがあります。
サイズの大きな氷を飲み込んでしまうと、のどを詰まらせてしまい、窒息してしまう可能性があり危険です。
シニア犬や子犬に氷を与える際には、小さく砕くようにしましょう。
無理に与える必要はゼロ
氷は犬にとって、そこまで大きなメリットはなく、必要不可欠なものではありません。
むしろ、子犬やシニア犬にはのどを詰まらせてしまうというリスクがあるのです。
そのため、愛犬が氷を好んで食べようとしないのであれば、無理に与える必要はまったくありません。
シロップをかけたかき氷は与えない
「味付けなしのかき氷」や「クラッシュドアイス」は問題ありません。
シロップをかけたかき氷は糖分が濃すぎるため、避けてください
愛犬に氷を与えるメリット・注意点
愛犬に氷を与えるメリットもありますが、注意点もあります。
氷を与える際に、注意点も確認しておくと安心ですね。
愛犬に氷を与えるメリット
愛犬に氷を与えるメリットは以下の通りです。
・体温を下げる、避暑になる
・水分補給になる
まず愛犬に氷を与えるメリットとして挙げられるのは、暑さをしのぐことができるという点です。
氷を1~2個与えれば、身体の温度を下げるのに効果があるでしょう。
また、氷はそのまま水分補給にもなるので、熱中症予防に効果的です。
氷が好きな愛犬には、真夏には上手に氷を活用し、暑さへのストレスを軽減してあげるといいですね。
愛犬に氷を与える際の注意点
愛犬に氷を与える際の注意点は以下の通りです。
・熱中症の時には与えない
・サイズに注意する
・胃腸が弱い犬には与えない
氷が体の熱を下げ、水分補給にもなるので、熱中症予防に使えるということをお伝えしました。
しかし、愛犬が実際に熱中症の症状を見せた時に氷を与えてはいけません。
氷を与えることで胃が急速に冷え、血液が胃に集中してしまいます。熱中症の症状が出ているときは、他の部位が血液不足になってしまいます。
また、胃腸が冷えると胃に負担を与えるので、胃腸が弱い犬にも与えないほうがよいでしょう。
氷のサイズにも注意が必要です。氷を与える際にはのどにつまらないように細かく砕いて与えるようにしてください。
もし初めて氷を食べる犬に与える場合は、犬が氷に慣れていないので、小さめにするのがよいでしょう。
なぜ氷が好きな犬がいるのか?
犬は見たことがないものには好奇心を示すものです。
透明で四角く形作られた綺麗な氷は、犬が犬らしく生活している限りは出会うことはないものでしょう。真夏であればなおさらです。
また、熱い時は冷たくて気持ちがいいですし「がりがり」という食感が好きだという犬が多いでしょう。
まとめ:犬に氷を与えても良いが注意も必要
犬に氷を与えても問題はありません。
しかし、大きなサイズで氷を与えたり、量を与えすぎて身体を冷やし過ぎるなど、愛犬の身体に負担を与えてしまいます。
犬にとって氷は必要不可欠なものではありませんので、水分補給や暑さ対策などしっかりと目的をもって与えてあげましょう。