ペットの健康コラム
冬の健康管理
- 季節で気を付けたい病気
- 2015/01/05
それはワンちゃんも同様です
今一度ワンちゃんの寒さ対策を見直してみましょう。
■屋外犬の場合
犬舎は日当たりの良い場所へと移動してあげたいもの。
しかし、高齢犬で痴呆等の症状が見られる場合は慎重に。覚えた場所と違う、ということがストレスになります。
また、雨風を避けるために継ぎ目に目貼りをしてあげるのもいいですね。床に毛布などを敷いてあげたり、ペットボトルにお湯を入れて毛布の下に置くことで湯たんぽ代わりになります。ただし、かじり癖のあるワンちゃんは毛布やプラスチックを食べてしまうことがあるので注意が必要です。
■室内犬の場合
過剰な暖房による乾燥は、風邪や皮膚炎、膀胱炎などにかかりやすくします。
昼夜・屋内外の温度差も極力小さく。体温調節が大変となり、抵抗力が落ちてしまいます。
ワンちゃんは下の位置にいるため、人間より寒く感じることを忘れずに。
室温は冬場は20~23度(夏は26~27度)に設定し(床暖房や暖房器具の有無など住宅事情により異なります)、温度調節が自分でできるように、部屋を締め切らずに通り道を確保してあげましょう。
また、ペット用カーペットは、居心地が良すぎてずっとそこで寝てしまう場合があります。低温やけどを防ぐためにも、状況を見て飼い主さんがスイッチのON・OFFで調節してあげましょう。
■冬だからこその気遣いも!
体が冷える冬は血行や栄養の吸収が悪くなります。ドライフードはお湯でふやかしてあげる、缶詰はレンジで少し温めてあげるといいでしょう。
鶏のササミや白身・赤身の魚、蒸した小松菜やヨモギなども体を温めてくれます。キャベツや白菜、果物、いも類は体を冷やすので避けた方がいいでしょう。特に高齢犬は体が冷えやすいため、洋服を着せてあげるのもいいですよ。
お散歩の時間は一定なのが望ましいですが、あまりの寒さにワンちゃんが動きたがらない場合は暖かい時間帯に変更してあげても結構です。
また、この時期はブラッシングも有効。皮膚への刺激が血行を促し、触れ合いが皮膚病の発見にも繋がります。
ワンちゃんの寒さ対策をもう一度見直し、元気に春を迎えてください。