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ペットの健康コラム

ピーナッツを愛犬が食べたけど大丈夫?食べてしまった際の症状と注意すべき量

  • ペットのアレコレ
  • 2019/02/27

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ピーナッツと聞くと、おつまみの定番として身近な方が多いのではないでしょうか?

 

愛犬はオヤツの様なピーナッツを食べたそうだけど、ワンちゃんにもあげていいのかと、悩むこともありますよね。

 

そんな飼い主さんのために、ピーナッツの注意点と気をつけるべき食品について解説していきます。

 

犬がピーナッツを食べた際の症状:注意すべき量と対処方法

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愛犬がピーナッツを食べてしまったとなると、心配してしまいますが、ピーナッツ自体にに中毒性はありません。

 

よほど大量でない場合は、慌てず落ち着いて対処しましょう。

 

では、どのようなケースで注意が必要か、順に説明していきます。

 

ピーナッツを食べた犬の症状と対処方法

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まず、愛犬がピーナッツを食べているところを発見したら、驚かせないように優しく声をかけましょう。

 

急に大声で叱ったりしてしまうと、ワンちゃんもびっくりして丸呑みしてしまったり、特に小型犬は気管に詰まらせてしまったりと危険です。

 

いつもと同じように冷静に声をかけ、ピーナッツを食べてはいけないことを教える必要があります。

 

ピーナッツが犬に与える影響は下記の通りです。

 

ピーナッツの影響による主な症状

 

・消化不良による、下痢や嘔吐

・腸閉塞

・のどに詰まらせる

・結石

・アレルギー

・肥満

などの症状があげられます。

 

消化不良の特徴と対処方法

ピーナッツの半分は脂質でできていますので、ワンちゃんにとって消化不良になりやすい食べ物です。

 

消化不良によって、下痢や嘔吐といった症状が出ます。

 

●対処方法

他の症状がなく元気もある、嘔吐が継続的でない場合は、原因となったピーナッツは与えないようにしましょう。

 

ピーナッツが原因とはっきりわかっている場合は、しばらく様子を見るようにしてください。

 

腸閉塞の特徴と対処方法

腸閉塞は特に小型犬に心配な症状です。

 

お腹を痛がってうずくまっている、軟便、嘔吐が続くなどの症状があらわれます。

 

呼吸が荒くなる、血便などの症状といったよに重症化すると命の危険に関わる怖い症状です。

 

●対処方法

腸閉塞が疑われる場合は、すぐに病院に連れていき獣医師の処置を受けましょう。

 

自己判断は大変危険ですので、腹部を圧迫しないように注意して、動物病院へ早急に連れて行ってあげてください。

 

のどに詰まらせた場合の特徴と対処方法

ピーナッツを丸呑みしたことにより、のどに詰まってしまうケースもあります。

 

ワンちゃん自身も吐き出そうと、四つ足で踏ん張りながら、食べ物を吐き出す動作をします。

 

●対処方法

連れて行けるのであれば、すぐ病院へ連れて行くのがベストです。

 

しかし、緊急を要する場合は飼い主さん自身で下記のように対応しなければなりません。

 

小型犬の場合、右利きであれば、左腕を前肢と後肢の間にいれ、手のひらを上向きにし愛犬の喉を支え、気道を確保します。

 

この時、踏ん張っている足を持ち上げないように気を付け、吐き出しやすい角度にしてあげます。

 

パグなどの短頭犬は、気道が狭いので少しうつむき加減の状態を保ちます。

 

そして、成犬であれば肩甲骨のあたりを、できるだけ広げた手のひらで叩く背部叩打法や、腹部から押し上げるチェストトラスト法を行います。

 

結石の場合の特徴と対処方法

結石の場合、排尿時に痛がる、頻尿になる、血尿が出るといった特徴があります。

 

またトイレを失敗したり、食欲が落ちるなどの症状も現れることもあり、注意が必要です。

 

●対処方法

病院で尿検査やエコーなどの検査をしてもらいます。

 

それから、食餌療法を用いてph値を正常に戻るように促します。

 

また、水分不足も結石の原因の一つですので、水分量を増やしてあげましょう。

 

肥満の特徴と対処方法

体重の急激な増加があった際は下記のことを確認してください。

 

背骨や肋骨が触って確認できない、または確認が難しい、腹部が垂れ下がっている、横に張り出しているなどの場合は肥満と定義されます。

 

●対処方法

食餌が原因の場合がほとんどで、カロリーを調節したり、おやつの与えすぎはやめましょう。

 

そして、適度な運動を心掛け、その子にあったエネルギー要求量を知りましょう。

 

ピーナッツアレルギーの症状と対処方法

 

ピーナッツアレルギーの症状は下記のようなケースが一般的です。

 

主な症状

・体をかゆがる、掻きむしる

・目や口の周りが赤くなる

・発疹が出る

・下痢、嘔吐

 

などがあげられます。

 

対処方法

まずは、アレルゲンであろうピーナッツを除去します。

 

そして、療法食を与え、症状が治まるようであれば、検査をして、ピーナッツがアレルゲンであるかを確認します。

 

必要以上に掻きむしらないよう爪を短く清潔に保つようにし、スキンケアをこまめにしてあげましょう。

 

犬がピーナッツを食べた際の中毒になる量・致死量

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体重1㎏に対してナッツ2.2gが中毒症状の目安と言われています。

 

ピーナッツ自体に中毒性はありませんので、ナッツといえど当てはまらないかもしれません。

 

とはいえ、ピーナッツが1粒が1.1gほどですので、体重5㎏のワンちゃんに対し4~5粒を最大限としておくとよいでしょう。

 

ピーナッツで中毒症状が出るには個体差によるバラツキが大きいため、目安を基準にしたほうがよいでしょう。

 

犬が食べてはいけないピーナッツ食品

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ピーナッツが含まれる食べ物もいろいろありますが、

 

・ピーナッツの殻

・ピーナッツクッキー

・ピーナッツバター

・ミックスナッツ

 

などが主にあげられます。

 

ピーナッツ自体に中毒性はないといっても、ピーナッツの含まれる食品は愛犬にあたえてもいいのでしょうか?

 

ピーナッツの殻は食べてもよいか

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固いピーナッツの殻は、ワンちゃんには消化できません。

 

その上、腸閉塞などでピーナッツの殻が詰まってしまう恐れがあります。

 

殻は犬の届かないところに保管し、決して与えないようにしてください。

 

ピーナッツ入りクッキー・ピーナッツバターは食べてもよいか

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ピーナッツクッキーを食べても、中毒症状が出るといったことはありません。

 

ただ、クッキーには砂糖が多く含まれているので、与えないほうがいいでしょう。

 

ピーナッツバターも同様に、砂糖を多く含むだけでなく、バターがプラスされています。

 

より多くの脂質が含まれますので、肥満の原因になります。

 

ピーナッツ・くるみなど含まれるミックスナッツは食べてもよいか

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塩分の過剰摂取にもなりますので、味付きよりも無塩タイプの方が良いでしょう。

 

なお、ミックスナッツの中で1番気を付けてほしいのが、マカダミアナッツです。

 

マカダミアナッツ中毒を引き起こしてしまいます。

 

また、くるみも注意が必要です。

 

中毒性はないものの、食物繊維や脂質も高いため、消化不良による下痢や嘔吐が心配されます。

 

脂質の取りすぎは膵炎の危険もありますので、ミックスナッツはあたえないほうが良いと言えます。

 

ピーナッツの栄養素と犬への影響

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愛犬にピーナッツを無理に与える必要はありません。

 

ピーナッツに含まれる栄養自体は豊富ではありますが、他のリスクを考えるとあまり魅力的ではありません。

 

オレイン酸やリノール酸

これらの不飽和脂肪酸には、コレステロールを抑制する作用があり、肥満の防止につながります。

 

抗酸化ビタミンE

活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあります。

 

様々な病気予防に効果的です。

 

ミネラル

歯や骨を作るやマグネシウム、リン、鉄など体に必要なミネラルがバランスよく含まれています。

 

まとめ:わざわざピーナッツを愛犬に食べさせる必要なし

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犬が食べても問題はないピーナッツですが、形状やカロリーを考えると注意しなくてはいけないリスクのある食べ物です。

 

リスクを考えると、他の食べ物で栄養を補うほうが確実でしょう。

 

どんな食べ物でも、1番怖いのは、飼い主さんが見ていない好きに食べてしまうことです。

 

ワンちゃんだけでは好奇心に負け、大量に食べてしまうこともあります。

 

飼い主さんの目の届かないところで食べてしまうと、どのくらい食べたのか、いつ症状が出たのかを見逃してしまいます。

 

ピーナッツはテーブルに出したままにせず、愛犬の拾い食いや、盗み食いをできない環境を作ってあげましょうね。

 

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