ペットの健康コラム
春の健康管理
- 季節で気を付けたい病気
- 2016/02/24
春はペットにとって”予防”の季節と言えるでしょう。一年間健康に過ごすためにも、春に行う予防をちゃんとチェックしてしっかり対応してあげましょう。
■ノミ・ダニ予防
温かくなるとヒトも犬も猫も活発に動きやすくなりますが、それはノミやダニも同じ。気温が高くなるにつれ繁殖力も増すため、早めの対策が必要です。動物病院で相談し、駆除剤を処方してもらうといいでしょう。
また、春は冬毛から夏毛へと変わる換毛期で、抜けた毛が体に残っていると寄生虫がつきやすくなります。こまめにブラッシングをして、生活環境も清潔に保ってあげましょう。
■狂犬病予防
狂犬病の予防接種は法律により、生後3カ月から義務付けられています。人にも感染し、発症すると100%に近い確率で死亡する怖い病気のため必ず受けましょう。
■フィラリア予防
フィラリアは、蚊が血を吸った傷口からフィラリアの幼虫が犬の体内に入り込み臓器不全で死に至るケースもあります。蚊が多い日本では感染率が高いため、5月頃から月1回、蚊がいなくなってから1カ月後くらいまで服用を続けましょう。
■花粉症予防
花粉は犬にとっても敵。目に入ると結膜炎や角膜炎に、耳に入ると外耳炎になる危険性があります。目ヤニやクシャミが増え、かゆがるなら花粉症の可能性も。放置すると結膜炎や鼻炎、皮膚炎などの症状が悪化することもありますので、病院に相談されることをお勧めします。