春になると冬毛から夏毛へと変わります。冬の間は寒さから身を守るために密集していた下毛が、特に3~4月頃、ごっそり抜けます。その抜けた毛を取り除いてあげるために、こまめにブラッシングをしましょう
。そのままにしておくと、抜けた毛が体に付着して新陳代謝を衰えさせ、体温調節をしにくくなってしまいます。梅雨など高温多湿の時期になると、皮膚炎を起こしたり、ノミなどの寄生虫がついたり、熱射病にかかりやすくなったりするので、しっかりお手入れをしてあげてください。
春はホコリや花粉がたくさん舞う季節でもあります。目に入ると結膜炎や角膜炎に、また耳に入ると外耳炎になる危険性があります。毎日のお手入れの時に、目や耳がキレイかどうかチェックしましょう。また、目ヤニやクシャミが増え、かゆがるようなことがあれば、花粉症の可能性もあります。放置しておくと結膜炎や鼻炎、皮膚炎などの症状が悪化することもあるので、病院で相談されることをお勧めします。
温かくなってくるとノミ・ダニの活動も活発になります。薬などで虫よけの対策をすると共に、清潔な生活環境作りに努めましょう。春になり生い茂る草むらも要注意。入らせないように気をつけましょう。
また、腸内寄生虫の感染が増える時期でもあります。フィラリアの予防は蚊が出る1カ月前から。タイミングを見計らってしっかり投薬・予防してあげましょう。
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トレーニングは生後3~4カ月が好機。環境や接し方で性格が決まり、社会性を身につける重要な時期です。成犬の問題行動もこの時期のしつけで事前に防げます。そんな大切な時期を逃さずに短時間で学習させるようにします。また、成犬の問題行動の矯正や、特定の技能の習得にも、ドッグスクールが利用されます。
スクールでは、トレーナーがそれぞれの性格を見極め、その犬にあった方法でしつけが行われます。そして、その犬に合った飼い方を、飼い主も学ぶことができます。飼い主が愛犬と共に受講するしつけ教室や、トレーナーが自宅に訪問する出張型、犬をスクールに預ける預託型など様々なスタイルがあります。

トレーナーの言うことだけ聞いて飼い主に従わないのでは?という不安の声も聞きますが、飼い主に服従心を移行させることまでがプログラム、心配はご無用です。
個性を活かし、愛される犬に育つ…それが、ドッグスクールで学ぶしつけです
大切な家族の一員としてどんなに健康に気を遣って暮らしていても、犬もやがて年をとり、最後の時を迎えます。 犬の老化は小型犬・中型犬で7~8歳、大型犬で5歳ぐらいから始まり、視力が衰えたり歯が悪くなったり、痴呆の症状がでたりします。
老化を防ぐためには、それまでのしつけや習慣を規則正しく守らせるのが有効です。実際に老化が始まったら、老化の速度に合わせながら、できるだけこれまでの生活を保つようにすることです。
老化も死も、いずれはさけて通れないのですから、直面してから慌てるのではなく、若くて元気なうちから、家族で話し合っておくことが大事です。

仮に天寿を全うしたとしても、かけがえのない存在を失うわけですから、飼い主さんの受ける悲しみは相当深く、「ペットロス症候群」に陥る方もたくさんいます。この症状は、いくつかの段階を経て変化していくといわれています。
まず、第一段階は「否認」という状態。死に直面して「そんなのイヤだ。信じられない」という現実に対する拒否反応が起こります。
第二段階は「かけひき」。「もし私が○○を我慢すればいいのなら…」と愛犬の命とひきかえに何か犠牲を差しだそうとします。
第三段階は「怒り」。行き場のない感情を誰かに激しくぶつけます。時には自分自身を激しく責め立てます。
次に訪れる第四段階は「抑うつ」。本当の悲しみの状態で、罪悪感や怒りは消え、ただむなしさだけが残ります。ここで気力が無くなり体調を崩す人もたくさんいます。
この段階を切り抜ければ最後の段階としてすべてを受け入れる「受容」という状態になるのですが、ここまでたどり着くのはそう簡単なことではありません。
「抑うつ」から「受容」に気持ちを変化させるには、まず自分の心に素直になること。悲しみや怒りを否定せず素直に受け入れて、感情に身を任せるのです。
また、家族や友人など親しい人がペットロス症候群に陥ったら、周囲の支えが大事です。自分の殻に閉じこもらないように、できるだけ話を聞いてあげましょう。
愛犬の最後を看取るのは飼い主の義務であり、責任です。いつまでもクヨクヨせず、亡くなった愛犬のためにも早く悲しみから立ち直って、元気をだしたいものです。
悲しみが癒えると、新しいパートナーと暮らし始める方もたくさんおられます。
経験を積んだ飼い主さんは、犬のしつけや飼育に慣れているので、新しいワンちゃんを余裕をもって迎えることができます。犬もリラックスできるので早く良好な関係になれます。ただ、同じ犬種だとつい比べてしまうので、できれば以前飼っていたワンちゃんと違う犬種を選んでください。
辛らい別れをステップにして、飼い主さんがイキイキと生きること。すると亡くなった愛犬も心の友として、生き続けることができるのです。

ステキな思い出をたくさんありがとう
最近ではペットと同居できるマンションが多くなり、ワンちゃん専用の共用施設があるタイプも増えています。例えば、専用の足洗い場やエレベーター、グルーミングルーム、鳴き声対策の防音サッシ、ふん専用のごみ箱など、ペットと快適に暮らせる設備が整っていたり、ペットに関する規約もはじめから細かく取り決めされているようです。
しかしながら、いくらペットと同居可能の集合住宅でも、中には犬が苦手な方や、小さなお子さまやご老人もおられます。鳴き声や犬の足音、匂いに対して敏感な方も多いはずです。
ご近所に迷惑をかけず、気持ちよく暮らしていくための配慮が必要です。
人間社会のルールを守らせるしつけはどんな集合住宅でも必要です。
「ムダぼえをさせない」、「噛みつかない」、「人や他の犬を攻撃しない」など、こうした基本的なしつけが出来ていないとトラブルが生じます。
マンションでは、フローリングがほとんどですので、物音がかなり響くようです。上の階より下の階、前の棟にも犬の鳴き声は響きます。必ずご近所への挨拶を忘れないようにしましょう。
また、飼い主さんでしつけができない場合は、プロの訓練を受けるなどして小さいときからしつけを徹底させましょう。

■マンションを出てからが、楽しいお散歩タイムのはじまりです!
匂いの元になるふん尿の始末は責任をもって行う、ブラッシングをするときには窓を閉めて毛が飛ばないように注意するなど、飼い主のマナーも徹底する必要があります。
廊下や共用場所を汚さないのは当然ですが、ベランダでの飼育・トイレ・ブラッシングも絶対にやめましょう。階下の方、周りの方だけでなく、同じ集合住宅でちゃんとマナーを守って飼育していらっしゃる方にも迷惑をかけることになります。
外出の際は、エレベーターの中では必ず抱っこするかペットキャリーに入れて運び、マンションを出てから犬を降ろしましょう。マンションから出るまでは共用の場所です。また、共用場所でのマーキングや排便もさせないようにしっかりとしつけしましょう。

■共用部分ではペットキャリーに入れると安全です

■しつけはその場ですぐにしましょう
ペット禁止の規則を無視して内緒で犬を飼ったり、ルールを守れず他の住人とトラブルになる…、大家さんや管理業者から再々注意を受け、ついに裁判に発展し、ペットを処分するように言い渡されるようなケースも…。そうした事態になって一番可哀想なのは無力なペットなのです。
集合住宅で人間と犬が自然に暮らせるようになるには、まず、飼い主さん一人一人の良識が大事なのです。
災害時という普段とは全く異なる状況下では、多かれ少なかれペットもパニックを起こします。飼い主の動揺が犬に伝わらないように、落ち着いた態度で接することが大切です。最も重要なのは、子犬の頃から環境が変わっても動揺しないように練習しておくことです。臆病な犬・攻撃的な犬・飼い主がいないと問題行動を起こす犬など、災害時の避難や避難所で支障を来す可能性のある犬は、避難所で生活できないことがありますので注意してください。環境の変化で愛犬にストレスがかかり過ぎないようにするのも愛犬家の義務です。「待て」や「来い」ができない等の問題は、成犬になってからでもしつけられます。年齢を重ねるほど難しくなりますのでできるだけ早い改善を。
■「待て」や「呼び戻し」の練習は日常のお散歩に気軽に取り入れられます。
ケージやクレートに慣らしておくことも重要です。そこで静かに待っていられることで、周りに迷惑をかけずに済みます。また、ケージに入った状態で、救援施設や動物病院、初めての場所で待機することになっても、慣れている分余計なストレスがかかりません。ケージの練習では、そこが自分の居場所であると認識できるようにおやつ等で誘導しながら、上手にしつけましょう。ケージが安心できる場所であると認識できなければ、避難生活も困難になるでしょう。ハウストレーニングができていないと飼い主が常に犬と一緒にいることになり、行動が制限されて飼い主と愛犬の安全が確保できない可能性もあります。愛犬を問題犬にしないように、できることは今すぐ始めましょう。

■ケージのトレーニングも普段からの取り組みが大切。
災害時の避難所は住んでいる地域の行政に事前に確かめておきましょう。そこに犬も入れるかの確認も忘れずにしておいてください。避難生活で犬をそばに置くことが困難な場合に備えて、被災地とは別の地域に住む親戚や友人に一時的に愛犬を預かってもらえるように前もって相談しておくとよいでしょう。また、都道府県によっては犬の保護施設が人間と別に設けられる場合があります。その際、ボランティアの方々に面倒を見てもらうことになります。

■安心の毎日が続くといいのですが…災害は忘れたころに
やってくると言います。備えだけはしておきましょう。
自宅に戻ってからのケアも重要。今までできていた事を失敗する場合があります。むやみに叱らず、ペットが普段の生活を取り戻すまで見守ってあげましょう。時間がたっても治らなかったり、健康状態が悪い場合は病院へ連れて行くことをお勧めします。
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ペットには迷子札を常時着用しておきましょう。飼い主の名前や電話番号はもちろん、緊急時に受け入れてもらえる友人や親戚の連絡先も記載しておくといいでしょう。その場合、同時に被災する可能性の低い、他地域に住んでいる方にお願いしておく方が安心です。
また、大勢の人の中ではぐれないためにも、「オイデ」のしつけもしっかりしておきましょう。

■「おいで」のしつけなど、お散歩中にできます
人間同様、ペットにも非常時避難用持ち出し袋を用意しておきましょう。
災害時、自治体ではペット用の食事まで用意されません。そのため、飼い主が責任を持って3~7日分の餌と水を準備しておく必要があります。また、器、猫用トイレ、缶きり、リード、ハーネス、キャリーバッグ、服用中の薬がある場合はそれも必ず入れておきましょう。通院歴等を記入した健康管理手帳や予防接種証明書などもあると安心です。迷子になった時のことを考えて、ペットの最近の写真も準備しておくとよいでしょう。
また、避難路にガレキやガラス片が散乱していることも考えて、特に抱き上げられない大型犬には、靴か靴下を用意してあげましょう。いざという時にちゃんと着用してくれるように、普段から履き慣らしておくことが大切です。

■水やフードは時々、賞味期限をチェックしましょう
災害時、周りの協力が必要となる可能性が大きいので、日頃からネットワーク作りをしておくことが大切です。近くの知人に協力を頼んでおいたり、ご近所ともきちんと交流を持っておきましょう。 しかし、災害時は誰もが自分の身を守ることで精一杯。連絡がうまく取れないことも十分予想できます。他力本願ではなく、あくまで家族で愛犬を連れて避難する策を講じておくことが大切です。犬を飼うことは、ただ可愛がるだけでなく、愛犬の命を守る責任が伴うということを自覚しておいてください。

■お互いに協力しあえば心強いですね

■訓練中の災害救助犬
涼しくなってくると、食欲が戻ってきます。しかし、最初のうちは消化能力はまだ完全には回復していません。弱ったままの胃や腸に多くの食べ物を入れることは、身体に負担をかけ、嘔吐や下痢もしやすくなります。消化が良く栄養バランスのとれた食事を与えながら様子をみ、徐々に高タンパク・高脂肪の食事に移行していき、冬に備えましょう。また、食欲があるからと、欲しがるだけ食事を与えていたら、肥満になってしまいます。適度な食事量と十分な運動で体力を回復させましょう。
夏の間、涼しい場所に設置していた犬舎を、秋の深まりと共に温かい場所へと移動してあげましょう。その際、大掃除をして、夏に発生したノミやダニ、犬の抜け毛、汚れなどを除去してあげるといいでしょう。秋晴れの日に日光消毒をするのもいいですね。 また、夏の日差しで傷んだ被毛のお手入れもお忘れなく。冬毛に生え変わる換毛期なので、春同様に念入りにグルーミングをし、皮膚の血行をよくしてあげましょう。寒くなる前に、体も洗ってあげておくといいでしょう。
引き続きフィラリア症、ノミなどに警戒を続けてください。ノミの卵・幼虫の発育を阻害する飲み薬は11月~12月まで月1回のペースで服用させます。 晩秋、冬も近くなると、しだいに冷え込みも厳しくなります。ウイルス性の呼吸器の感染症などが多発するため、早めにワクチンを接種し、防寒対策準備も始めておくと安心です。
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足腰が弱るとトイレに行くにも時間がかかり、失敗も増えます。そんな時はトイレを近くに移動させたりして排泄しやすい環境を整えてあげましょう。トイレの時間を見計らって連れていってあげるのもいいでしょう。まずは自分でできるように工夫をしてあげてください。それがムリになれば、紙おむつを使うこともできます。いずれにしても衛生面への配慮は必須です。
高齢犬は今までできていたことがだんだんできなくなってきてストレスを感じています。だからこそ、犬の自尊心を傷つけないように見守り、手を差し伸べてあげることが重要なのです。
■様々な種類、サイズのおむつが市販されています。
生活環境が良くなり、食事の質も向上したため、昔より長生きする犬が増えました。それに伴い、犬にも痴呆症が見られるようになりました。ピークは15~16歳だと言われています。痴呆症にかかると、判断力や記憶力が極端に衰えて、飼い主のことがよくわからなくなったり、食事をした直後にまた食べ物を欲したり、一日中寝てばかりいたり、異常に吠え続けたり、生活が昼夜逆転したり、オシッコを垂れ流したり…といった症状が現れます。
そんな時にむやみに叱ると、心身のバランスを崩す危険もあります。老化や痴呆をよく理解し、受け入れてあげることも必要です。徘徊などで迷子にならないように、迷子札をつけてあげるのもいいでしょう。また、つまずきやすくなったり、物にぶつかりやすくなったりするので、段差をなくしたり、家具等の角を布でカバーするなど、危険防止に努めましょう。
■車の乗り降りもスロープを使って負担を少なくしてあげましょう。
排泄、食事、床擦れ対策、衛生管理…犬の高齢化が進む現在、高齢犬介護問題が深刻さを増しています。愛犬を守るためには、飼い主であるあなたが倒れないこと。紙オムツやハーネス、車椅子など、介護用品を上手に活用しながら愛し続けてあげてください。
■もしもの時のために・・・。備えておけば安心です。
犬の老化は小型犬・中型犬で7~8歳、大型犬で5歳ぐらいから始まると言われています。耳が遠くなったり、視力が衰えたり、歯が悪くなったりと、人間同様に老化現象が現れてきます。
こうした老化を防ぐためには、ブラッシングや歯みがきなどのお手入れを続けること、ストレスをためない環境づくりと、筋力の維持が重要です。犬の様子をよく観察して、老化の速度に合わせながら、できるだけこれまでの生活を保つようにしてあげましょう。
■日頃のお手入れもスキンシップの大切な時間。
例えば、散歩中、歩くのが遅れ気味になったらそれは足腰の衰えが疑われます。逆にゆっくり歩けなくなって速足になるケースもあります。
とにかく、足腰の老化が感じられたら無理して長い距離を歩くのではなく、短時間にして回数を増やしてあげるといいでしょう。水中でのリハビリも関節への負担が少なく効果的です。
散歩に行かなくても、外へ出て日光浴をしたり、空気に触れさせてあげましょう。足を屈伸させてあげたり、全身のマッサージ、ブラッシングなどで新陳代謝を促進してあげるのもいいでしょう。
ただし、散歩が減ると今までこすれて減っていた爪が伸び放題になってしまいます。爪切りも忘れないようにしましょう。

■無理をしないで、様子を見ながら散歩してあげましょう
食事に関しても、年齢に合わせて調整が必要です。運動量は減ってくるのに、食欲は落ちない傾向があるため、量とカロリーのコントロールが必要です。
内臓機能も低下してくるので、低たんぱく食を心掛け、消化のよいものを選びましょう。老犬用のドッグフードや、魚、肉などを上手に取り入れます。歯が弱ってくれば、柔らかいメニューに。ドライフードをお湯で柔らかくしてやる、肉なども食べやすいように小さく切るなど配慮が必要です。
塩分や脂肪分、糖質は腎臓や心臓の病気の原因にもなりやすいので控えましょう。
■ドライフードもお湯でふやかして食べやすくしてあげましょう。
また、話しかけたり、遊んだりしてあげることが精神的な若さを保つことに繋がります。犬自身、体が衰えていくことに不安を感じています。名前を呼んであげるなどして安心感を与えてあげましょう。コミュニケーションがより重要になってくることをぜひ覚えておいてください。
■もうすぐ16歳だよ!
A、確かに、中国企業がメラミンを混入、タイで猫の缶詰に基準値濃度以上のヒスタミンを使用、アメリカではドッグフードからボツリヌス菌やサルモネラ菌が発見されるなど、ペットフードの安全問題が懸念されていますよね。
しかし、外国産だから悪いというわけではありません。栄養基準も日本のものとそう変わりはありませんし、「正規品」と書かれたものなら問題はないと思って大丈夫。各種基準認証のマークも判断材料になるでしょうね。ただし、「並行輸入品」はちょっと考えもの。「正規品」は温度や湿度を管理されて品質を保持したまま輸入されますが、「並行輸入品」は船便で時間をかけて輸入されるため、鮮度や品質が落ちている可能性が高いからです。やはり、鮮度は重要です。その点でも、私は国産か外国産でも正規のルートでチェックされているものをお勧めしています。
国産はきめ細かな成分比率も書かれていますし、やはり海を渡ってこない分、新鮮ですね。同じ成分比で栄養が入っていても、外国産だと遠いところから来るので、栄養価が下がっている場合もあります。 食事に関してはあまり心配しすぎることなく、その子にあったものをあげることが一番です。必要な栄養素やその量は、ペットのライフスタイルやライフステージ、体のサイズによっても異なります。
病気の子にはその疾患にあった食事を摂る必要があります。ベストな食事となるとかなり個体差がありますので、獣医さんと相談されるといいと思います。
季節や運動量、体調によっても食べ方が変わるので、その時の状況に応じて食事に工夫をしてあげることが重要です。
◎お腹が弱くなってしまった時……ヨーグルト系や葛湯を混ぜてあげる
◎激しい下痢……ヨモギや春菊等の葉っぱを絞って、苦みを抑えるために砂糖水に混ぜる
◎肥満……小松菜のような緑の野菜を混ぜてあげる ドッグフードを利用されている方はその量を少し控えてこれらを取り入れてあげるといいでしょう。
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屋外の犬舎は日陰に移動したり、日よけをたてるなど、涼しく風通しのよい居場所を作ってあげましょう。室内犬の場合は、冷房を強くしすぎないこと。
また、締め切った室内でワンちゃんに留守番をさせる場合は、熱射病等を避けるために、冷房を弱めにつけておく、窓を少し開けて外気を入れる等の配慮が必要です。車内に放置することは危険ですからやめて下さい。
日中のアスファルトは肉球がやけどするほど熱くなることがあるため、散歩は早朝や夜など涼しい時間帯に行きましょう。
万が一、熱射病・日射病になった場合は、体に水をかけるなどして体温を下げ、病院へ連れて行きましょう。
夏はノミやダニのピーク。犬舎や室内のノミ・ダニは徹底的に駆除。体にもつきやすく、高温多湿で皮膚病にもなりやすいため、シャンプーの回数を増やす方がいいでしょう。フィラリアの感染源である蚊にも要注意。予防薬の服用の他に、蚊取り線香の利用もいいでしょう。
夏は細菌やカビが発生しやすく、食べ物も腐りやすくなります。できるだけ生ものは避け、缶詰は開封後早く使い切る、ドライフードは湿気や高温を避ける等注意が必要です。食べ残しや食べこぼしはすぐに取り除くこと。後でそれを食べて下痢や嘔吐、食中毒をおこす危険があります。食事の時に飲んだ水は食べ物が混じって菌が繁殖しやすいため、必ず取り替えます。
暑さのせいで犬の呼吸が荒くなり、のどが渇きやすくなるため、水を多く飲むようになりますが、冷蔵庫の水や氷水は下痢の原因となるため避けましょう。
-----人間のアレルギーが増加していると同時に、今や日本のペットの3匹に1匹がアレルギーと言われています。
「人間もペットも、体に侵入した異物を取り除こうとする物質(抗体)を持っています。ところが何かの原因で無害な物質がアレルゲン(抗原)と見なされ、抗体が過剰分泌されてしまう。これがアレルギーです。」
-----それにしても昔はここまでアレルギーは多くなかった気がします。
「食べ物、空気、化学物質、ストレス…やはり環境の問題でしょうね。春のスギ花粉などの季節的なアレルギーもありますが、慢性化して年中症状が出るワンちゃんも増えています。治療には根気が必要です。」
-----食べ物に気をつけていても、アレルギーになってしまうことがあるそうです。どうしてかと伺うと、
「ペットフードにも様々な成分が含まれてますから…この食べ物が原因という特定は難しいですね。いろいろ食べ物を変えてみて原因を探るしかありません。
アレルギーは食べ物だけが原因ではありません。接触性皮膚炎の場合、シャンプーの成分や塗料などが原因になり、それに触れると発症してしまうんです。この場合はしっかり観察して原因を遠ざければ対処できます。
でもアレルギーの原因は様々な要素が重なっている場合が多い。完全に取り除くのは難しいと思います。遺伝による体質もありますので、原因除去と同時に免疫の強化を考えたほうがいいでしょう。」
「当院には、薬だけの治療に不安を持つ飼い主さんも多く来られます。確かにステロイド系の薬は飲むのをやめると症状が出たり、リスクも大きいんです。
先日も、やはりステロイドに抵抗を持つ飼い主さんが、アレルギーのゴールデンレトリバーを連れて来られました。そこで免疫力と自然治癒力を高めることで体質を改善していく治療法を採用しました。」
どんな病気でもそうですが、大切なのは早期発見、早期治療。それは飼い主さんのペットとのコミュニケーションやチェックでしかできないこと。治療と飼い主さんの力が揃ってこそ、ペット医療は実を結ぶと言えるでしょう。
現代社会の弊害として、人間同様ペットにも、様々な病気や不調が増えています。治療方法の模索が続く中、注目が集まる東洋医学の「針灸治療」の現場を、前回に引き続き取材しました

ミニチュアダックスワイヤーのさくらちゃん6歳は針灸治療を始めて2ヵ月になります。
「この子は重症の椎間板ヘルニアで、当初は後ろ足に全く力が入らず、腰から下は無反応でした。週に1回の治療で、少しずつ反応するようになって、今では少し支えてあげれば自分でも立っていられるほど足腰がしっかりしてきました。ほらっ」と先生。
この日の治療はまず、カモミールの精油でツボの周辺をマッサージしながら、筋肉を優しくほぐすことから始まりました。次に腰から後ろ足にかけて手際よくツボに針を刺していき、通電。寄り添う看護士にさすってもらいながら、痛がる様子もなく治療は進んでいきます。
飼い主の加納さんが続けます。
「さくらは本当にある日突然、後ろ足が立たなくなって、グッタリしてしまったんです。びっくりして病院へ連れて行ったら、精密検査の結果、炎症が8ヵ所もある重度のヘルニアで、危険をともなうので手術は難しいと言われてしまって…。もう、どうしたらいいのかわからなくて。」
途方に暮れ、他の治療法を模索するなかで「針治療」に出会われたそうです。
▲「自分の足で立てた!」嬉しい瞬間です
ヘルニアは一般的に胴の長いミニチュア・ダックス系に多い病気といわれていますが、他の犬種でも、激しい運動や肥満から脊椎に無理な力がかかり、発症することがあるそうです。
「その辺は人間と同じなのですが『なんだか最近調子が悪いみたい』と自分で言えないのが人間と違うところ(笑)。さくらちゃんのように突然発症することもありますが、背中をかばったり動作が鈍くなるなどの予兆が見られる場合もあります。神経が麻痺して全く反応がなくなるほど進行してしまうと、炎症部分が壊死してしまう恐れもあります。なにより早期発見が早期回復につながる病気ですので、日頃からワンちゃんをよく観察してあげてください」と先生。
最近、先生が一番驚かれたのは、ヘルニアで動けなくなったパグ犬が、たった3回の針治療でウソのようにピョンピョンと歩けるようになった例。
「この時ばかりは、本当に驚きました。もちろん個体差や症状によって回復の度合いは違いますが、他にも良くなったワンちゃんの症例がたくさんあります。針治療の素晴らしい有効性に、日々可能性を感じています」と嬉しそうに語っていただきました。
人間同様ペットにも様々な病気や不調が見られるようになり、治療方法も模索が続けられています。今回は「鍼灸治療」にスポットをあて医療の現場を取材しました。

鍼灸治療でワンちゃんの高齢化問題にも光!
「鍼灸治療は、神経性の病気や内分泌系の病気、また関節異常などの症状に有効です。特に、最近はワンちゃんも高齢化が進み、足腰が弱った子たちがたくさん連れて来られるようになりました」
今や飼われている犬の約42%が高齢犬というだけあって、治療の現場でもワンちゃんの高齢化を痛感するとおっしゃいます。
▲レーザーの針と温灸で治療中のサクラちゃん
ちょうど取材中に訪れたポメラニアンのサクラちゃんも高齢犬の域に入る13歳。
「この子は、昨年、後脚にだんだん力が入らなくなって前脚だけで歩くようになり、年末には完全に歩けなくなりました。連れて来られた時にはもうグッタリした状態で、毛も抜け落ち、所々地肌が大きく見えていました。ホルモン系のバランスも崩していたんですね、ポメラニアンには多い症状です」と先生。
9回目の来院となるこの日はレーザーの針(ヘリウムネオンレーザー)を後脚に照射し、首から腕にかけて温灸、刺した針に低周波の電流を流す、という治療が行われました。施術中、サクラちゃんはずっと看護士さんに優しくさすってもらって、イヤがるどころかとてもリラックスして気持ち良さそう。
「先生はもちろん、看護士さんもみなさん優しい方ばかり。少しずつこの子が元気になっていくのが嬉しくて…」と飼い主の田口さん。
「後脚も動くようになり、首も持ち上げられるようになりました。全くの寝たきりだったのに反応もあるし、押し返す力も強くなりましたね。ホラッ、毛も生えてきてるでしょう」と先生もとても嬉しそう。
「食欲も出てきたんですよ!」と田口さんも興奮気味。
お二人共、目を輝かせてお話し下さいました。
今回、先生や田口さんの笑顔を見て、鍼灸治療がもたらしたのは症状の改善だけじゃない、飼い主さんたちの幸せもなのだと痛感。鍼灸治療がペット医療の可能性を大いに広げてくれると期待が膨らみました。
▲治療を重ねるごとに元気になってきました