愛犬・愛猫の元気のために。わんわん倶楽部 ペットの健康対策
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2008年05月30日
夏の健康管理

一般的にワンちゃんは暑さに弱く、夏が苦手。それは、汗をかいて体温調節をするという機能がないからです。そのため、飼い主がワンちゃんの環境に留意してあげる必要があります。
暑さ対策を万全に!
屋外の犬舎は日陰に移動したり、日よけをたてるなど、涼しく風通しのよい居場所を作ってあげましょう。室内犬の場合は、冷房を強くしすぎないこと。
また、締め切った室内でワンちゃんに留守番をさせる場合は、熱射病等を避けるために、冷房を弱めにつけておく、窓を少し開けて外気を入れる等の配慮が必要です。車内に放置することは危険ですからやめて下さい。
日中のアスファルトは肉球がやけどするほど熱くなることがあるため、散歩は早朝や夜など涼しい時間帯に行きましょう。
万が一、熱射病・日射病になった場合は、体に水をかけるなどして体温を下げ、病院へ連れて行きましょう。
ノミ・ダニにも注意
夏はノミやダニのピーク。犬舎や室内のノミ・ダニは徹底的に駆除。体にもつきやすく、高温多湿で皮膚病にもなりやすいため、シャンプーの回数を増やす方がいいでしょう。フィラリアの感染源である蚊にも要注意。予防薬の服用の他に、蚊取り線香の利用もいいでしょう。
食事管理、衛生面に留意!
夏は細菌やカビが発生しやすく、食べ物も腐りやすくなります。できるだけ生ものは避け、缶詰は開封後早く使い切る、ドライフードは湿気や高温を避ける等注意が必要です。食べ残しや食べこぼしはすぐに取り除くこと。後でそれを食べて下痢や嘔吐、食中毒をおこす危険があります。食事の時に飲んだ水は食べ物が混じって菌が繁殖しやすいため、必ず取り替えます。
暑さのせいで犬の呼吸が荒くなり、のどが渇きやすくなるため、水を多く飲むようになりますが、冷蔵庫の水や氷水は下痢の原因となるため避けましょう。
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2008年05月20日
vol.3〜アレルギー〜
ペットの鍼灸治療に取り組んでいるのが、大阪府八尾市のとよなが動物病院。その治療によって多くのペット達が救われています。院長の豊永眞弥先生に、これからの時季、増えてくるアレルギーについてお話を伺いました。
3匹に1匹がアレルギーという現実
-----人間のアレルギーが増加していると同時に、今や日本のペットの3匹に1匹がアレルギーと言われています。
「人間もペットも、体に侵入した異物を取り除こうとする物質(抗体)を持っています。ところが何かの原因で無害な物質がアレルゲン(抗原)と見なされ、抗体が過剰分泌されてしまう。これがアレルギーです。」
-----それにしても昔はここまでアレルギーは多くなかった気がします。
「食べ物、空気、化学物質、ストレス…やはり環境の問題でしょうね。春のスギ花粉などの季節的なアレルギーもありますが、慢性化して年中症状が出るワンちゃんも増えています。治療には根気が必要です。」
アレルギーの原因は特定困難?
-----食べ物に気をつけていても、アレルギーになってしまうことがあるそうです。どうしてかと伺うと、
「ペットフードにも様々な成分が含まれてますから…この食べ物が原因という特定は難しいですね。いろいろ食べ物を変えてみて原因を探るしかありません。
アレルギーは食べ物だけが原因ではありません。接触性皮膚炎の場合、シャンプーの成分や塗料などが原因になり、それに触れると発症してしまうんです。この場合はしっかり観察して原因を遠ざければ対処できます。
でもアレルギーの原因は様々な要素が重なっている場合が多い。完全に取り除くのは難しいと思います。遺伝による体質もありますので、原因除去と同時に免疫の強化を考えたほうがいいでしょう。」
薬だけに頼らない「免疫アップ」の治療法
「当院には、薬だけの治療に不安を持つ飼い主さんも多く来られます。確かにステロイド系の薬は飲むのをやめると症状が出たり、リスクも大きいんです。
先日も、やはりステロイドに抵抗を持つ飼い主さんが、アレルギーのゴールデンレトリバーを連れて来られました。そこで免疫力と自然治癒力を高めることで体質を改善していく治療法を採用しました。」
-----この時は、『犬康食・ワン』も役立ったそうです。
「ワンは自然の原料で、薬と併用できますから。むしろ薬の副作用を軽減し、体質改善にいいと思います。アレルギーと心臓の不整脈を併発しているワンちゃんにも、心臓の薬と『ワン』を処方しました。どちらのワンちゃんも、スムーズに改善されかゆみも治まっていきました。
鍼灸で外から、『ワン』で中から免疫を高めてやると普通よりずっと早く結果が出る。これは獣医としてありがたいです。」
どんな病気でもそうですが、大切なのは早期発見、早期治療。それは飼い主さんのペットとのコミュニケーションやチェックでしかできないこと。治療と飼い主さんの力が揃ってこそ、ペット医療は実を結ぶと言えるでしょう。
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vol.2〜針治療 2 椎間板ヘルニア〜
現代社会の弊害として、人間同様ペットにも、様々な病気や不調が増えています。治療方法の模索が続く中、注目が集まる東洋医学の「針灸治療」の現場を、前回に引き続き取材しました

西洋医学は「科学としての医学」、これに対して東洋医学は「自然からの医学」といわれています。発祥の地、中国では二千年以上の歴史があり、厳しい自然の中で人々を病から救うために綿々と受け継がれてきました。近年ペットにも応用されている針灸治療に取り組み、実績をあげられている大阪府八尾市のとよなが動物病院・豊永眞弥院長にお話を伺いました。
西洋医学で見放されたワンちゃんに回復の希望
ミニチュアダックスワイヤーのさくらちゃん6歳は針灸治療を始めて2ヵ月になります。
「この子は重症の椎間板ヘルニアで、当初は後ろ足に全く力が入らず、腰から下は無反応でした。週に1回の治療で、少しずつ反応するようになって、今では少し支えてあげれば自分でも立っていられるほど足腰がしっかりしてきました。ほらっ」と先生。
この日の治療はまず、カモミールの精油でツボの周辺をマッサージしながら、筋肉を優しくほぐすことから始まりました。次に腰から後ろ足にかけて手際よくツボに針を刺していき、通電。寄り添う看護士にさすってもらいながら、痛がる様子もなく治療は進んでいきます。
飼い主の加納さんが続けます。
「さくらは本当にある日突然、後ろ足が立たなくなって、グッタリしてしまったんです。びっくりして病院へ連れて行ったら、精密検査の結果、炎症が8ヵ所もある重度のヘルニアで、危険をともなうので手術は難しいと言われてしまって…。もう、どうしたらいいのかわからなくて。」
途方に暮れ、他の治療法を模索するなかで「針治療」に出会われたそうです。
▲「自分の足で立てた!」嬉しい瞬間です
ヘルニアと針治療の有効性
ヘルニアは一般的に胴の長いミニチュア・ダックス系に多い病気といわれていますが、他の犬種でも、激しい運動や肥満から脊椎に無理な力がかかり、発症することがあるそうです。
「その辺は人間と同じなのですが『なんだか最近調子が悪いみたい』と自分で言えないのが人間と違うところ(笑)。さくらちゃんのように突然発症することもありますが、背中をかばったり動作が鈍くなるなどの予兆が見られる場合もあります。神経が麻痺して全く反応がなくなるほど進行してしまうと、炎症部分が壊死してしまう恐れもあります。なにより早期発見が早期回復につながる病気ですので、日頃からワンちゃんをよく観察してあげてください」と先生。
最近、先生が一番驚かれたのは、ヘルニアで動けなくなったパグ犬が、たった3回の針治療でウソのようにピョンピョンと歩けるようになった例。
「この時ばかりは、本当に驚きました。もちろん個体差や症状によって回復の度合いは違いますが、他にも良くなったワンちゃんの症例がたくさんあります。針治療の素晴らしい有効性に、日々可能性を感じています」と嬉しそうに語っていただきました。
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vol.1〜針治療〜
人間同様ペットにも様々な病気や不調が見られるようになり、治療方法も模索が続けられています。今回は「鍼灸治療」にスポットをあて医療の現場を取材しました。

「えっ、ワンちゃん・ネコちゃんにも鍼灸治療?」と驚かれた方も多いはず。特に関西ではまだ鍼灸治療を受けられる病院が少なく、あまり知られていないのが現状です。そんな中、鍼灸治療で数々のペットを救ってこられた、大阪府八尾市にある「とよなが動物病院」の、豊永眞弥院長にお話を伺いました。
鍼灸治療でワンちゃんの高齢化問題にも光!
鍼灸治療でワンちゃんの高齢化問題にも光!
「鍼灸治療は、神経性の病気や内分泌系の病気、また関節異常などの症状に有効です。特に、最近はワンちゃんも高齢化が進み、足腰が弱った子たちがたくさん連れて来られるようになりました」
今や飼われている犬の約42%が高齢犬というだけあって、治療の現場でもワンちゃんの高齢化を痛感するとおっしゃいます。
▲レーザーの針と温灸で治療中のサクラちゃん
全くの寝たきりから奇跡の回復!
ちょうど取材中に訪れたポメラニアンのサクラちゃんも高齢犬の域に入る13歳。
「この子は、昨年、後脚にだんだん力が入らなくなって前脚だけで歩くようになり、年末には完全に歩けなくなりました。連れて来られた時にはもうグッタリした状態で、毛も抜け落ち、所々地肌が大きく見えていました。ホルモン系のバランスも崩していたんですね、ポメラニアンには多い症状です」と先生。
9回目の来院となるこの日はレーザーの針(ヘリウムネオンレーザー)を後脚に照射し、首から腕にかけて温灸、刺した針に低周波の電流を流す、という治療が行われました。施術中、サクラちゃんはずっと看護士さんに優しくさすってもらって、イヤがるどころかとてもリラックスして気持ち良さそう。
「先生はもちろん、看護士さんもみなさん優しい方ばかり。少しずつこの子が元気になっていくのが嬉しくて…」と飼い主の田口さん。
「後脚も動くようになり、首も持ち上げられるようになりました。全くの寝たきりだったのに反応もあるし、押し返す力も強くなりましたね。ホラッ、毛も生えてきてるでしょう」と先生もとても嬉しそう。
「食欲も出てきたんですよ!」と田口さんも興奮気味。
お二人共、目を輝かせてお話し下さいました。
今回、先生や田口さんの笑顔を見て、鍼灸治療がもたらしたのは症状の改善だけじゃない、飼い主さんたちの幸せもなのだと痛感。鍼灸治療がペット医療の可能性を大いに広げてくれると期待が膨らみました。
▲治療を重ねるごとに元気になってきました



