愛犬・愛猫の元気のために。わんわん倶楽部 ペットの健康対策
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2007年09月04日
vol.21 老犬と幸せに暮らすために知っておきたいこと

犬も加齢と共にいろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。 他の器官にも影響を及ぼしたり、いくつかの病気を併発するケースが多く、大半が慢性・潜行性のものであるため、発見が遅れがちです。 ちょっとした変化でも気軽に相談できるかかりつけの獣医さんを持つと共に、日頃から愛犬のサインに注意しておきましょう。

単なる老化では 済ませられない!?
◎毛・肌
加齢と共に、毛の色ツヤが衰えたり、肌の弾力が失われたり、爪が変形して脆くなったりします。毎日のブラッシングとマッサージで血行を良くしてあげましょう。
ただし、薄毛や肌のベタつき、大量のフケが見られる場合は、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症の疑いがあります。免疫不全や肝・腎疾患でも皮膚異常が起こります。早めに獣医さんに相談しましょう。
◎目
老化現象の一つとして、視力が衰え、目ヤニが増えてきます。しかし、濁りがあったり、物にぶつかったり、想像上の物体に吠えるといった異常行動を示すようなら白内障の疑いがあります。
◎疲れ
筋肉の衰えから散歩中何度も休憩したり、長い散歩をイヤがったりするようになります。しかし、あまりに疲れ方がひどかったり、運動時や興奮時に息切れするようなら心臓病の可能性があります。
「もしもの時…」に備えて 知っておきたいこと
◎僧帽弁閉鎖不全症
老犬に発生頻度が最も多いと言われる心臓病であるため、ぜひ知っておきたい病気です。心臓の弁の開閉に障害が生じ、十分な血液を送り出せないため、脳等が酸欠になるのです。呼吸が苦しくなり咳が出て、失神して倒れることもあります。口が開きっぱなし、呼吸が早くなり、唇や舌が紫色になってチアノーゼを起こすようなら、肺水腫を併発している可能性があります。
このような場合には、応急処置として早急に酸素を吸わせてやってください。老犬を飼っている方は、常備薬としてスプレーの酸素缶を買っておくようにしましょう。そして安静に保ってやり、すぐ病院に連れて行くことです。チアノーゼは一刻を争う危険な状態なので、これらの処置を行いながら病院へ向かうという迅速な対応が何より大切です。

◎ガン
10歳以上の犬の死因の50%がガンとも言われるのですから、他人事ではありません。早期発見のためにも、毎日マッサージをして、体表面や口、耳、肛門、陰部周囲にしこりやイボがないか確認しましょう。
ガンが疑われる場合には、まず病院で検査をしましょう。そして結果が出たら、愛犬にとって何が最良の方法かを、飼い主と獣医師の先生とでよく話し合う必要があります。良性の場合は手術をすれば治ることがほとんどですが、悪性の場合や、残念ながらもう治る見込みがない場合などにどのようにするかもきちんとその時点で話し合いましょう。手術の他に、放射線療法、化学療法という方法もありますが、愛犬がなるべく辛い思いをせずに、幸せでいられる方法を考えてあげることです。


◎認知症
生活が昼夜逆転、夜鳴きをする、食欲が異常に増す、学習したことを忘れる、物によくぶつかるなどの行動が見られるようなら、認知症の可能性があります。
昼夜が逆転している場合は、愛犬の体に負担がかかってしまいます。昼に寝ているのを見かけたら、起こして体のリズムを元に戻すような働きかけをしてやりましょう。夜鳴きをする時は、静かな環境を不安がっている可能性があります。こういう時はザワザワしていると安心するので、何か音の出るものを側に置いておくようにするか、耳が聞こえない子の場合は、何か振動するものを置いてやることで不安を取り除くことができます。
認知症は、「こうやれば治る」という明確な方法がある病気ではありません。今までできていたことができなくなったり、飼い主にとっては辛いこともたくさんあるかもしれません。しかし、今までずっと一緒に暮らしてきた大事な家族なのですから、諦めずに、根気よく接してやることを肝に命じ、愛犬が一番幸せに過ごせるように努めてあげることが



