愛犬・愛猫の元気のために。わんわん倶楽部 ペットの健康対策
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2006年05月27日
vol.16 夏の健康管理

夏は、気温の高い時期ならではの注意点がたくさんあります。健康管理はもちろん、過ごしやすいような工夫をしてやることも大切です。
■ノミ・ダニは通年の予防と対策を
ノミ・ダニは皮膚病などの原因になるので、徹底的に駆除する必要があります。ピークは夏ですが、未然に防ぐために早めの対策をした方がいいでしょう。通年の予防と対策ができれば特に効果的です。
室内・室外ともに犬の生活の場所を常に清潔に保ち、成虫を見つけたら駆除するだけでなく、内服薬・滴下型の駆除剤・シャンプーなどの中から有効なものを、獣医師とよく相談して総合的な予防をした方がよいと思います。
■夏の散歩
体状態や年齢に応じた適切な運動を欠かさないようにするのは、通年気をつけてあげてほしいことですが、夏はそれに加えていくつかの注意点があります。
まず、日中の散歩は避けて、朝方や夕方以降など日がおちてから散歩に行くようにしましょう。日中の気温が高いということはもちろんですが、人間に比べて犬は体と地面の距離が近いので、地面からの照り返しもきつくなります。日射病や熱射病はもちろん、やけどしてしまうことにもなりかねないので、十分注意してやりましょう。
あとは、散歩の前後の水分補給をしっかりと行い、少しでも様子がおかしいなと感じたら、かかりつけの獣医師に相談を。
誤飲や誤食・感電
私たちが普段利用しているものの中には、ペットが誤って口にしてしまうと危険なものがたくさんあります。
インテリアとしての観葉植物なども、間違って口にすると中毒を起こすものがあります。中毒の恐れのあるものとしては、ポインセチア、ジャスミン、アジサイ、アサガオ、アボガド、ヒヤシンス、シクラメンなどです。
その他、ビニール、サランラップ、ストッキング、ボタン、針や糸などの日用品や、煙草や吸い殻、殺虫剤、除草剤、漂白剤、ホウ酸団子なども大変危険なものです。
また、電気コードやコンセントはかじって遊んでいるうちに壊してしまい、感電事故を招く可能性があります。好奇心旺盛で、何でも口にしてしまう子犬や子猫は特に注意が必要ですので、手が届かないようにする、誤って口にしないように見張っておくなど、気を配ってやるようにしましょう。
食事を与える時の注意点
■食事を与えるタイミング
皆さんは、ペットに食事を与える時を決めていますか?ご家庭によって違うかとは思いますが、散歩に行く前、散歩から戻った後など、散歩を目安として考えている方は多いのではないでしょうか。中でも食後の運動も兼ねられて、トイレもしてくれるだろうと、食事の後に散歩と考えられる方は多いようです。
しかし、食事をしてからの散歩や運動は飼い主がいいと思っていても、ペットには思わぬ負担をかけてしまうことがあります。私たち人間にとって食後すぐの運動は、胃腸に負担をかけやすいものですが、動物にとってもそれは同じことなのです。
これは特に大型犬によく見られるケースなのですが、満腹になってからの運動は、胃捻転や腸捻転といった病気になってしまう可能性があります。これらは胃や腸に食べ物が入って膨らんでいる状態で急激な運動をした時などに起こりやすく、食べ物の重みと激しい運動によって、体の中で胃や腸がねじれてしまいます。
捻転を起こすと発酵したガスの行き場がなくなり、腹部がパンパンに張ってきます。激痛と循環障害を伴い、緊急に開腹手術が必要になりますし、治療が遅れると命に関わることもあります。再発もしやすい恐ろしい病気です。
ですから、食事は散歩や運動を十分に済ませてからの方が良いでしょう。ただし、5分〜10分程度の排便のためなどにさせる軽い散歩などでしたら大丈夫です。
■与え方の注意
ペットと人間とでは、基本的に栄養欲求が違うということをまず認識しましょう。室内犬を飼っていると、つい人間の食べているもの…甘い菓子類や塩分の多いものを与えがちですが、これは健康上良くありません。
ペットに人間の食べ物の味つけは濃すぎるので、塩や砂糖、刺激のある香辛料などの調味料は不要です。
栄養のアンバランスで起こる異常は、すぐには現れないのですが、塩気や香辛料などがきいた料理を食べるようになると腎臓などに負担がかかり、いずれは肥満、神経症、歯周疾患、体力不足、糖尿病、腎臓病など、さまざまな問題を引き起こしかねないのです。



