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2006年03月01日

vol.15 ワクチンとしつけ

コウジヤ先生の愛犬の健康管理

病気予防としつけ、それはかわいいペットが健康で幸せに暮らすためには欠かせません。今回は、ワクチンとしつけのお話です。

伝染病予防にワクチン接種を

春は予防ワクチン接種のシーズンです。狂犬病、ジステンバーなど犬の伝染病は、感染すると命にかかわるものも少なくありません。これらの伝染病はワクチンや内服薬で予防できますし、ワクチンを接種しておけば、万一感染しても軽症ですみますので必ず受けさせましょう。これは飼い主として子犬にしてやらなければならない大切なことです。
ワクチン接種が済むまでは、子犬はなるべく家の中で育て、外に出さないでください。

狂犬病の予防注射は義務付けられており、4月〜6月に各地域で行われる集合注射で受けることができます。その他の病気の予防接種は希望により受けられます。どの予防接種を受けるべきかについては、犬種や地域によって獣医師が選択してくれますので、まずは相談してみてください。

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■内服薬で予防

フィラリア症は、蚊を媒体にするフィラリアという寄生虫によって伝染する難病のひとつです。
蚊の多い日本の夏は感染率が大変高く、予防が必須です。蚊が飛び始める前、5、6月頃から月1回のペースで予防薬を服用させます。蚊がいなくなってから1カ月後まで、だいたい11月頃までは服用が必要です。

ただし、感染している犬に服用させるとショック症状を起こす場合もありますので、必ずかかりつけの獣医師に相談して服用させましょう。

■主な伝染病

●狂犬病
狂犬病ウイルスが原因。人にも感染し、発症すると100%近い確立で死亡。日本では法律で予防接種が義務付けられており、1957年以降発症の報告はありません。

●ジステンバー
空気感染するウイルス性の病気。神経が侵され、死亡する場合も多い。混合ワクチン接種で予防する。

●犬パルボウイルス感染症
伝染力が強く、「コロリ病」と言われるほど死亡率が高い。混合ワクチン、また単体ワクチン接種で予防。

●フィラリア症
ディロフィラリアという寄生虫の幼虫が、蚊の吸った傷口から犬の体内に入り込み発症。臓器不全で死亡に至る場合も。内服薬によって予防。

もうひとつ大切なこと「しつけ」

ワクチン接種の時期は大体生後2〜3カ月。それまで外に出せないのですが、この時期は子犬にとって本来は母犬や兄弟と犬同士の関係を学ぶ時期です。この時期を社会化期といいます。そのため、子犬を新しく飼うなら少なくとも8週齢まで母犬や兄弟と過ごしている子犬を選ぶのが一番なのですが、そうできない場合もあるでしょう。

その場合、獣医師に相談して健康に問題がなければ、子犬を抱っこして近所だけで散歩してやる、家族以外の人に会わせる、外を見せることなどによって社会性を育ててやることができます。性格のよい大人の犬と会わせることもよいでしょう。

社会性を育てることは、大人になってから人をかむ、他の犬を攻撃するなどといった困った問題(問題行動)を予防する、大切なことだといえます。

ワクチン接種が済めば「公園デビュー」もOKです。

子犬のしつけ方法は?

子犬の社会性を育てるには、飼い主のしつけもとても大切です。
犬は人間の言葉はわかりません。たとえば「おすわり」と言って座っても、その言葉の意味を理解して座るわけではありません。できなくて叱れば、その理由もわからないのですから、「おすわり」は叱られる嫌なことと学習してしまいます。飼い主の方が「この子は言うことを聞かない」と思っている場合、こんなすれ違いも多いのです。

やはり食べ物などご褒美を使い学習させるのが効果的です。「おすわり」と言ったとき、偶然にでも座ったらほめてご褒美をやる。条件付けと言われるこの方法で、「こうすれば楽しいことがある」と覚えさせてしつけをしてやりましょう。

困った噛み癖、どうする?

たとえば「噛み癖」ですが、あなたならどう対応するでしょう。子犬が手や服を噛んできたら、大声をだしたり手を振り回すと、子犬は遊んでくれると思ってしまいます。「痛い」と声をあげて、無視して離れるのが一番です。噛んだりしたら遊んでもらえない、と覚えさせます。噛んでもいいおもちゃなどを与えて、一緒にたっぷり遊んでやれば「これなら噛んでいい」と覚えます。

誤飲の事故を防止するためにも、噛んではいけないものは手の届かない場所にしまっておきましょう。

正しいしつけが犬の幸せ

犬の困った行動は、ほとんどが飼い主のしつけが原因です。医学の進んだ現代では、病気で死ぬ犬よりも問題行動で飼い主に捨てられ処分される犬の方が多いとさえ言われています。

かわいいからと甘やかして育てると、自分がトップだと勘違いし、生活が思い通りにならないことにストレスを感じて問題行動につながります。人間がリーダーシップをとりしっかりとしつけをしてやれば、犬は社会に順応したストレスのない幸せな毎日を送ることができます。

投稿者 admin : 15:09 | コメント (1) | トラックバック

 
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