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愛犬・愛猫の元気のために。わんわん倶楽部 ペットの健康対策
2006年02月02日
vol.23 ワンちゃんの出産について(2)

今回も引き続きワンちゃんの出産についての特集です。前回は、交配のさせ方などについて特集しました。今回は妊娠してから出産までのお話を、ペットショップ「プチ」の野村店長にお伺いしました。
出産時期の目安と、
事前にしておきたいこと
交配日から、約2カ月後が出産日の目安です。予定日の1週間以内に、病院でレントゲン撮影をしておきましょう。これは生まれる子の頭数や大きさを把握するため、出産時のトラブルに備えるためです。この時に自然分娩が可能か、帝王切開をしなければならないかなどが、ある程度判断できるようになります。
「頭数が多いと、出産が大変なのでは?」と思う方も多いと思います。しかし、実際は頭数が多い方が安産で、ワンちゃんにとっては楽だといえます。1匹でも数匹でもお腹の大きさは変わらないので、頭数が多い方が1匹が小さくなります。逆に1匹だと、お腹の中で大きく育ちすぎてしまうので出産の時は大変なのです。

▲生まれたばかりです。

▲生後45日後。こんなに大きくなりました!
出産間近の合図とは?
出産が近づいてくると、ワンちゃんはまず「巣作り」を始めます。自分の身近にあるカーペット、タオル、新聞紙などを前足で引っ掻いたりしてグシャグシャにします。そして次に、ご飯を食べなくなります。これぐらいになると本当に出産間近だと思ってまず間違いありません。しばらく様子を観察していると、お腹に力を入れて力んでいるのがわかります。これが陣痛が始まったという合図で、次第にその間隔が短くなり、力んでいる時間自体が長くなってきます。こうなってくると、もう出産は始まっているのです。まず、きれいなタオルと大きめのビニール袋(胎盤などを入れるため)を用意しておきましょう。あとはもしものことを考えて(臍の緒がちぎれた場合)、木綿糸もあればよいと思います。
母親から赤ちゃんが出てくる時、頭から出てくるようであれば、できる限り自然に出てくるのを待ってやりましょう。頭が出た状態であまりにも長い時間そのままであれば、引っ張ってやることも必要ですが、人間が手助けしすぎるとワンちゃんが怠けて、出産が下手になってしまうということもあり得ます。逆子の場合は、臍の緒が圧迫されて血液と酸素がうまく流れなくなってしまうので、この時は一刻も早く引っ張って手助けしてやることが必要です。
待望の赤ちゃんが生まれたら?
赤ちゃんが生まれたら、羊水の袋を指で破って赤ちゃんを取り出し、きれいなタオルで体をこすりましょう。臍の緒はついたままでも構いませんが、胎盤は重いので地面に置くようにします。背中をお尻から頭にかけて力を入れて拭きます。これは心臓や肺の機能を刺激して呼吸を促進させるためで「みゃー」と鳴くまでこすり続けて下さい。一度鳴けば一安心です。
次に臍の緒を切ります。ハサミで切ると血が止まらなくなるので、臍の緒の根元をぐっと押さえて先の血管を爪でしごくようにして引きちぎります。こうすると血管をつぶしながら切ることになるので、血もあまり出ません。病院では、根元を鉗子で押さえて糸で縛り、1センチ程残して余分なところをハサミで切ります。引きちぎるのが不安であれば、このようにしてやってもいいでしょう。血がよく出るようなら根元をもっときつく縛ってやります。
後は赤ちゃんの体が冷えないように、タオルやヒーターなどで保温します。出産と同時に出た胎盤などは、母親が食べてしまいます。これらは母乳を出やすくするホルモン剤のような役割をするので、1〜2袋は食べさせてもいいのですが、それ以上になると母親の気分が悪くなってしまう可能性もあるのでほどほどに。
母親が面倒見のいい子の場合は放っておいても大丈夫ですが、そうでない子もいますので様子次第では手助けしてあげてください。また、出産したばかりの時は性格が変わってしまい、人間が赤ちゃんを触ろうとすると怒る子もいるので、その時は注意が必要です。しばらく経っても元気がない、ぐったりしている赤ちゃんは、反応を見ながら背中をこすり続けて元気がよくなればOKです。後は、母親のおっぱいをしぼってお乳が出るのを確認した乳首を赤ちゃんにくわえさせ、初乳を与えます。何匹かいる場合は1匹ずつ確認し、この時の初乳は母子免疫が多く含まれているので、しっかり飲ませるようにして下さい。しっかり飲むようであればもうほとんど心配はありません。
投稿者 admin( 野村店長のペットの健康対策 ): |15:24 | コメント (0) | トラックバック (0)
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