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愛犬・愛猫の元気のために。わんわん倶楽部 ペットの健康対策
2005年09月06日
vol.13 高齢になるとかかりやすい病気

犬や猫も、確実に歳をとっていくもの。そして歳をとれば、その分身体も弱ってきます。一般的に、7歳を過ぎると高齢期に入ると考えて良いでしょう。犬や猫は、飼い主の健康管理によって体調が左右されることも多いです。少しでも健康に、長く一緒にいられるよう、私たちが日頃から気をつけてあげたいものですね。そこで今回は、高齢になるとかかりやすい病気、その対策について取り上げたいと思います。
泌尿器系の病気
膀胱炎
【症状】水をたくさん飲み、尿の回数が増え、食欲不振や発熱、元気がなくなる…などの症状がみられます。細菌が膀胱に入って炎症を起こして膀胱の粘膜が敏感になっているので、残尿感があり、排尿をしようとしても尿が出ないことがあります。また、にごった尿が出たり、ひどくなってくると血尿が出るようになり、排尿の度に痛がるようになります。
【治療】尿検査を行い、抗生物質や抗菌剤などを一定期間投与します。その後に細菌の有無を確かめる検査を受けます。寒さからくる場合もありますので、あたたかい場所で安静を保ってやるようにしましょう。新鮮な水を絶やさないことも予防になります。
尿道結石
【症状】まず尿の出が悪くなり、尿が出なくなることもあります。水分摂取が少なかったり、ミネラル分の多い食事を大量に与えると、尿の中のミネラル濃度が上がり、結石の原因となります。また慢性腎炎や、排尿を我慢させることも原因のひとつになります。オスは尿道が細いので、この病気にかかる確率はメスより高くなると言えるでしょう。血尿が出たり、排尿の時に痛がったりするようであれば、特に要注意です。
【治療】尿道内にある結石を膀胱まで押し戻して、尿道内から取り除きます。方法としては大きな結石は外科手術で取り除き、術後3週間ほどは抗生物質を飲ませ続けます。その他、食事療法で石が出てくるようにするか、超音波によって石を砕く療法もあります。
腎臓病
【症状】腎臓系の疾患は、体格が小さく、水を多量に飲むことの少ない猫に比較的多い病気です。腎臓は血液を濾過して体の中の老廃物を水に混ぜ、尿として体外に出す働きをしており、体内に必要な水分や電解質を一定に保ちます。それが細菌やウイルスに侵されると炎症を起こして、働きが悪くなり老廃物がきちんと排出されなくなります。食欲不振や嘔吐、よく水を飲んで頻繁に尿をするのに量が少ない、体がむくんだりする…というような時には注意が必要です。
【治療】抗生物質、利尿剤、強心剤などを使用しながら、再発防止のためにビタミンの補給をしながら、気長に塩分を除いた食事療法を行います。予防としてはまず塩分の摂取を控えめにすること、あとは尿を我慢させないことです。
慢性腎不全
【症状】元々かかりやすい種類であったり、腫瘍や免疫の問題から起こることもありますが、若い頃にタンパク質や塩分が必要以上に多い食事をしているなど、日頃の食生活が原因に深く関わってくるといえるでしょう。食欲がおちて痩せてきた、水を飲む量が急に増えた、嘔吐、下痢、便秘など消化器系の症状がみられれば要注意です。
【治療】輸液と食事療法を併用します。必要に応じてタンパク同化ホルモンを投与します。一度かかってしまうと完治する病気ではないので、根気よく付き合ってやってください。発見が早ければ早いほど、進行を遅らせるような治療が可能です。
生殖器系の病気
前立腺肥大
【症状】高齢になって、ホルモンのバランスが崩れることにより起こります。前立腺が肥大して、腸や膀胱、尿道を圧迫することにより、さまざまな症状が出てきます。便秘、もしくは細い便が出るようになり、食欲がなくなったりします。症状がひどくなると身体がふらついたり、排尿障害が起こります。
【治療】症状が軽い場合は、食事療法や内科的(内服薬)なものでも治療が可能です。ホルモン剤を体内に埋め込む方法もあります。しかし、前立腺がかなり大きくなっている場合は、外科手術で摘出するしかありません。繁殖を考えていないのなら、若いうちに去勢手術をすればほとんど発病はみられません。
子宮蓄膿症
【症状】5〜7歳以上に多くみられて、未経産犬や出産回数が少ない犬がかかりやすい病気だといえます。ホルモンのバランスが崩れて卵巣機能が衰えたところへ発情期がきて、子宮が大腸菌などの細菌に感染して炎症を起こし、その時に生じた膿が子宮の中にたまります。まず、腹部に膨張が見られます。いつもよりお尻をよくなめたり、陰部から悪臭がする、または元気がない、食欲がなくなる、水をよく飲んでは吐く、尿の量が増える、発熱、嘔吐などの症状も見られます。
【治療】まずは、検査で子宮の様子を確認します。そのうえで外科手術で子宮や卵巣の摘出を行うのがいちばん確実な方法といえるでしょう。また、細菌の働きを抑える抗生物質などを投与するか、ホルモンの働きを止める薬剤を使用する…などの方法もありますが、細菌の根絶は難しく、再発する可能性も十分にあり得ますので、できることなら外科手術を行うのが良いと思います。予防としては、子どもを生ませないなら、早めに避妊手術をしてやることが最大の予防となります。
投稿者 admin( 愛犬の健康講座 ): |19:30 | コメント (0)



